サイシードさんへのインタビュー記事もこれが最後! 第4弾となります。
今回はインターン生の業務内容、インターン生の印象や想いをトピックにCTOである西田さんへのインタビューした内容の掲載です!

上田君と宮尾君(過去の記事参考)はどのようなインターン業務をしているのでしょうか。

R&Dで行っているシミュレーション環境開発の中でも、二人に担当してもらっているのが、強化学習を使ってエージェントの技術制御ですね。
足をつけたロボットを歩かせるとか。
最近はその基礎となる倒立振子を再現をしてもらい、現在そこから徐々にステップアップしてもらってます。Unityでバーチャル空間を学んでもらい、バーチャル空間内でロボットが歩くよう、学習させていくというところを一つの短期目標としています。

なるほどですね。ちなみに社員さんの普段やられている仕事ではなくR&Dを学生にやってもらってるのはなぜなのでしょうか。

どうしても実務ってハードルが高いんすよ。技術的にっていうよりは定常的な勤務が出来ないと商材を扱うことが難しくて。
例えば欠勤の日にもしシステムの障害が起きたらどうなんの?っていう状況になりかねないので。でも、だからこそ逆にR&Dの方にタスクを振っていくというのが正しいやり方なのかなと思っています。
実務なんだけど、研究寄りってイメージですね。スタンスとしてはいろんな方向でいろんなことやってみて、どれか一つ当たれば、その方向で社内のリソースを振って作っていく、エンジニアが運用に耐えうるプロダクトを作っていくって感じですね。っていう方針にしています。悪い言い方をすると、四方八方蜜を探しに行く蜂みたいな笑

社員レベルに引き上げるための教育というよりは、その人の興味を持ってる分野を掘り下げてあげて、その興味を満足できるようなことを仕事にするということを心がけています。みなさん学んでいく姿勢が素晴らしいので、わからない所があれば聞ける体制だとか、参考にできる本とか、インフラ的なフォローアップは充実させてます。

そうなんですね。学生だと、R&Dって本当にバリューを生み出せているのか?という疑問を持つ方が多いと思うのですが、そのあたりはどうなんでしょうか。

生み出せます。生み出せている事例があります。成功事例として、例えば何か新しい技術を試して、記事にしたとします。すると、新規のお客さんがその記事を見て、弊社の技術力に魅力を感じるということが多いんです。そしてそれをきっかけに案件につながっていくんです。他には、採用につながっていくというパターンもあります。こういう技術やってるサイシード面白い。と思って問い合わせてきてくれるみたいな。

優秀な結果を生み出し、技術力の誇示する役割を学生が担えていると?

そうですね。学生というと、自身を過小評価されている学生さんもいると思うんですが、皆さんその力があるんです。
実際に実物が使えなかったとしても、R&Dの結果が対外公開されてその内容が魅力的なら、会社自体の認知度が上がっていく。それでうちとしては本当にwinだし、学生としてもやりたいことが出来る、興味を満たせる、しかも自分ががんばった結果がそのままビジネスの世界に出るという意味でwinだし。っていう感じですね。

ちなみに、情報系の学生、つまり情報技術を授業で学んできた学生とそれ以外の学生で違いとかあります?

圧倒的に有利なのは間違いないです。それ以外の学生さんも大歓迎ですけど笑
R&Dっいうところに関しては、実務経験というよりも、数学などの基礎的な素養、さらには学ぶ力が求められる。
また、AIに関しては数学的、情報工学的素養、両方必要なので。

どのぐらいの期間でどのぐらいの成果を出したいと思ってますか?

半年でインターンの皆さんとどっかの展示会に出せればなと。
今考えてるのは、Unityを用いた業務をインターン生の内の6人に振ってるんですけど、Unityのバーチャル空間上にダイブすることができて、その中では建設現場広がってて、バーチャルのロボットがいて、そのバーチャルのロボットに命令できるみたいな。そんなことを半年かけて実現したいと思っています。
それを展示会に出して、皆さんに見てもらって、「うちの未来です」ってドヤ顔して、重機のメーカーさんとコラボできて、デカい予算ついて、プロジェクトを大きくしていけたら最高ですね。
記事も1カ月2カ月のスパンで出していき、半年で大きな展示会に出ることを目標にしています。

壮大な計画ですね!実現出来たらとても面白いですね
以上、CTOの西田さんへのインタビューでした!
過去の株式会社サイシードへのインタビュー記事は以下よりご参照ください!